【安彦正博さん】スノーモービルで冬を満喫!ウィンターレジャーのすすめ
安彦正博
猿払村酪農家。

ヘルパーに対して公私共に面倒見が良いと評判の安彦さん。取材に伺うと笑顔で迎え入れてくださいました。
雪国で最もアクティブなレジャーとして親しまれているスノーモービルの魅力と、酪農家目線によるヘルパーの仕事についてお聞きしました。
01スノーモービル
猿払にはレジャー施設やショッピング店舗があるわけでもないので、酪農業が閑散期となり雪で移動が制限される冬季をどう過ごすかは考えられると思います。
雪上をキャタピラによる推進力とスキー操舵で駆け回るスノーモービル。雪山での捜索救難から、ウィンターレジャーとしても用いられています。
猿払ではスノーモービルの魅力にとりつかれた若者も多い。
村内芦野地区で最初にスノーモービルを始めた安彦さんにお話を伺いました。
スノーモービルの魅力
雪上を走るため車体の前側にスキー、駆動輪はキャタピラがついてます。ハンドル操作と体重移動によりコントロールするのが特徴です。
しかし操作感が独特で、右に曲がるときは左にハンドルを切りながら体重移動をします。キャタピラが常に駆動していて、ハンドルを切っても推進力が強いので体重移動を駆使した操作じゃないと思ったように曲がらないんですね。
初めて乗る人たちはとにかくこの独特な操作感に苦戦します。慣れたらそれもまた面白いんですね、モービルを自由に扱えているのが。
それからモービルで山を登って、白銀の世界で食べる飯がまた美味しいんです。コーヒーも一緒に飲んだりしてね。
体重移動がきつくて乗っているとだいぶ汗だくになります。冬だから汗をかくとかなり寒いけど、動くとまた暑い。これほど心身ともに疲労して満足する遊びはないと思いますよ。

取材時はオフシーズンでしたが安彦さんの愛車(スノーモービル)を見せていただきました。
2017年製で4年ほど乗っています。社外製のパーツを取り付けてカスタムしたりと遊び心満載だ。
若い子たちと遊ぶ
昔は自分よりも一回り上の世代の人たちと遊びに行くことが多かったが、次第に下の世代の子たちにもモービルが広まっていきました。最近では若い子たちが率先して雪山に入っていってますね。
畑も走るけど、やっぱり山に行くのが楽しいです。そしてひたすら登って降りるを繰り返す。ただ言うだけだと何が面白いのか伝わらないのかもしれないけど、やってみたら絶対わかります。
ちなみに車体価格は普通に新車が買えるくらいです。だから買って始めるには少しハードルが高い。
でも声を掛けてくれれば猿払の人はみんな連れていきたがると思いますよ。バナナボートを引っ張って、大人数で楽しむことだって可能です。インターン生が来たときは10台近く集まってみんなで走ってました。
中にはそれでモービルにはまって自分で買っちゃう人もいるんですね。
02ヘルパーについて
スノーモービルが遊べる時期は、雪が深くなるクリスマス頃から2月くらいまでと限られています。だからその間に週1でヘルパーをとってる人もいるくらいです。
こうして酪農家が安心して休みをとれるのもヘルパーがいるおかげです。
仕事の心構え
まず農家には大別して2つのタイプがありあす。
ヘルパーが来てくれるだけありがたい、一生懸命やってくれれば十分という人。お金を払っているのだからプロとしてその分しっかり働いてもらうというタイプ。
どちらも正論ですし極論なので、当然この2つのタイプの間でグラデーションをとった意見を持つ人が大半でしょう。
私も20年前、猿払のヘルパー組合が立ち上がって間もない頃にヘルパーをやっていました。当時と比較するとヘルパーの存在は今や当たり前のようになってきているでしょう。だからこそ私は基本的にヘルパーへの感謝とありがたみを忘れていません。
ヘルパーのかたたちにはそこまで肩ひじ張らずに、真面目に取り組んでさえくれたらいいと思っています。
大事なこと
実務的な話では、私から言えることは「引継ぎ」をぬかりなくすることです。
やはり問題になりやすいのは引継ぎ不足じゃないでしょうか。農家から前と同じだよと言われるような場面もあると思いますけど、引継ぎ業務は曖昧に終わらせないほうがいいです。
また、世代によって器具や専門用語の呼び名が異なることもよくります。例えば私がヘルパー時代、一輪車のことを“ねこ”と呼ぶ人がて「ねこ持ってきて」と言われて猫を抱えていったことがあります笑
要するに分かった気になって仕事を進めるのが一番危険で、農家とヘルパーのお互いにとって不利益です。
ちょっとでも分からないことや疑問が生じたら必ず分かるまで聞く。こんなこと聞いてもいいのかなと遠慮せずに、自信を持って仕事を進めていってほしいです。
03まとめ

スノーモービルの話をすると1日でも喋っていられると、その魅力や楽しさを存分に語ってくださいました。
また仕事の面でもご自身がヘルパー経験があったからこその視点で、酪農家から見たヘルパーに期待する仕事ぶりを教えてくださってます。
ヘルパーに対するリスペクトと仕事以外の楽しい話を多くしてくれる気さくな性格がうかがえて、若者たちからの信頼が厚いのも納得できました。
このように世代間のギャップをなだらかにしてくれる人物がいるのも猿払ならではの魅力でしょう。